繰り返されるケーブル盗難を断ち切る「物理防御」×「遠隔監視」

クライアント

業種:EPC
規模:10名程度

概要

使用部材:SolaX社製蓄電池、PCS
蓄電池容量:138kWh
蓄電池出力:47.2kWh

抱えていた課題:

ケーブル盗難によって2ヶ月程発電が止まってしまい、更に修繕により予期せぬコストが発生した

導入の決め手:

ケーブルに物理的な防御をすることで盗難リスクが大きく下がると感じており、遠隔で状況を監視することにより、非常時の状況把握を迅速にできると判断したため

導入の結果:

導入後の被害はこれまで起こっていない

繰り返されるケーブル盗難を断ち切る「物理防御」×「遠隔監視」

1.導入システムの仕様

本プロジェクトでは、近年急増する太陽光発電所での金属盗難対策として、物理的な侵入障壁とデジタルによる常時監視を組み合わせたセキュリティシステムを構築しました。

使用部材:盗難防止用フェンス(高耐久バリケード) / IoTゲートウェイ(遠隔監視装置)

2.深刻化する「盗難リスク」と「売電機会の損失」

銅価格の高騰に伴い、太陽光発電所のケーブル(銅線)を狙った盗難被害は全国的に多発しています。最大の課題は、ケーブルそのものの修繕費用だけではありません。部材の調達や工事の手配に時間を要するため、復旧までに2〜3ヶ月もの間、発電がストップしてしまう「売電機会の損失(逸失利益)」が甚大になる点です。また、一度被害に遭った現場は「狙いやすい場所」としてリスト化され、修繕工事が入る前(または直後)に再び盗難被害に遭う「リピート被害」も増加傾向にあります。

3.下見段階で諦めさせる「見せる防犯」

プロの窃盗グループは、多くの場合、昼間のうちに現地を下見し、犯行の容易さをチェックしています。そのため、夜間の犯行を防ぐだけでなく、昼間の時点で「ここは盗むのに時間がかかりそうだ」「警戒が厳重だ」と思わせる心理的な抑止力が極めて重要です。本事例では、容易に切断・破壊できない強固な専用フェンスやゲートウェイを目立つ位置に設置することで、ターゲットから除外させる「見せる防犯(犯罪抑止)」を徹底しています。

4.遠隔監視による初動対応の迅速化

物理的な防御に加え、ゲートウェイを用いた遠隔監視システムを導入しました。万が一、敷地内への侵入を検知した際には、即座に管理者へ通知が届きます。これにより、これまでは発見が遅れがちだった被害をリアルタイムで把握でき、警察への通報や現場急行といった初動対応を迅速化することが可能になりました。被害を最小限に食い止め、ダウンタイムを短縮する上で不可欠な機能です。

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